「はてな」は面白い空間

http://www.hatena.ne.jp/1100215307

ここに

「あなたははてなをどういう目的で利用していますか?

私自身は教育と研究に携わる者として、今後の E-learning(マルチメディアやネットワークによる学習)の方向性を探るべく、オンラインでの質問−回答の現れ方を、いわば研究対象的な目的で利用しています。(邪道でしょうか?)ポイントの受け渡しが質問者と回答者にとって、どのような意義があるかについても研究対象です。研究分野でいえば教育工学ということになります」という質問が出ている。

色々な方面から、「はてな」には光を当てられる。

質問内容を一覧してみると、内容的には
ちょっとお知恵拝借的なもの
長屋のご隠居への相談的なもの
人生相談的なもの
探偵依頼的なもの
経営コンサルタント的なもの
仲間探し的なもの
学術相談的なもの...など様々だ。

軽いものも、重いものも、ひょうきんなものも、深刻なものも、
言下に答えられるものも、学術論文にでも出来そうなものも、
みんな同じようなレベルで並んでいる。

しかも、仮令それに応えたからと云って、高々、10Pか20P程度稼げるだけなのに、たちどころに回答が集まってくる、この不思議さ。

1P=一円として、仮に「20円やるから、これこれのことを調べてよ」などと頼んで、ネット空間以外のどんな場所で、そんなことをホイホイ引き受けてくれる人間がいるだろうか。
こう考えてみると、ネット空間は、人間関係に今までにないような新しい側面を付与したとも云ってよい。community とも culture とも云えるかな。
しかし、あくまでも人間本来の中にある「ある種」の側面をネット空間が引き出したということであって、ネット空間が新しい人間関係を創造したということとは違うだろう。
★質問によって啓発され、調べることで自分の知的好奇心が刺激される、という
側面があることは明らかだな。